相談者は電車内で女性に痴漢をし、検察で取り調べに呼ばれているとのことで相談に訪れました。前に他の弁護士に被害者との示談を依頼したが、いまだ被害者と示談成立には至っていなくて困っている、前科はつけたくないとのことで当事務所に相談に来られました。
検察庁に弁護人選任届を提出したうえで検察官に被害者に連絡を取ってもらうようにお願いしました。検察官からは「被害者は犯人とは一切かかわりを持ちたくないと思っているので、どうせ被害者から連絡は来ないです。」と言われましたが、私はあきらめずに何度も検察官に電話をかけて被害者に連絡を取ってもらうようにお願いしました。
そしてついに依頼者の処分が決まる寸前に被害者の方から連絡をいただき、依頼者に用意したもらった慰謝料を被害者にお渡しして無事に不起訴になりました!
被害者のいる犯罪では、被害者と示談が成立しなくても被害者にそれ相応の慰謝料を受け取ってもらえれば不起訴になる可能性が高まります。本件では被害者に慰謝料を受け取ってもらえないと罰金になって前科がつく可能性が非常に高い事案でしたが、処分が決まる寸前に被害者に慰謝料を受け取ってもらえたことで無事に前科が付かずに不起訴になりました。
前科をつけたくない、被害者と示談したいという方は一度輝力法律事務所までご相談ください!